生保決算資料の見方
生命保険会社は、毎年5月に決算書を公開することになっています。しかし、実際、決算書を見ても、私たちにはその保険会社の経営状態がどうであるかということはわかりづらいでしょう。しかしながら、以下のポイントを押さえて自分で生保会社の決算書をよく見てみれば、今自分が加入している保険会社がどういう現状なのかある程度見えてくるのではないでしょうか。
以下に決算資料を見るときのポイントを説明します。
・「新規契約」が前年度と比べて増加しているか?特に個人保険が増加しているかがチェックポイントです。
・「保有契約高」が増加しているか。新規契約が増加しているのに保有契約高が減少している場合、解約・失効が増加していると考えられるので要注意です。
・「保険料等収入」が増加しているか?
・「保険金等支払金」が保険量等収入より多い状況が続くのは要注意。特に「解約返戻金」が増加傾向にあるのはよくありません。
・「ソルベンシー・マージン比率」が適正値(200%が行政上の基準値)かどうか?
ソルベンシー・マージン比率というのは、普通では予測不可能な大災害や株の大暴落などが起こったときに生保会社が対応できる「支払余力」を示す指標です。いわば会社にどれだけ体力があるかを知る数字です。適正値は200%といわれていますが、過去破綻した保険会社でも一応200%は超えていたので、この数字は決して安心な数字ではありません。多いところでは2000%以上の会社もあることを覚えておきましょう。